角 文平Bunpei Kado
1978年福井県生まれ。2006年と07年には岡本太郎現代芸術大賞展にて2回の特別賞を受賞。瀬戸内国際芸術祭2013や奥能登国際芸術祭2017などの国際展にも出品。2020年にはSanwacompany Art Award でグランプリを受賞するなど様々な場面で活躍している。
角の作品の本質は日常に在るありふれたものをパズルのように組み合わせることで、本来の物が持つ機能や内容をずらし、新たな意味を生じさせることにある。角が用いる道具や物は、ごくありきたりの日常の一部のように見える。しかしそれは、作家本人の手によって、その時に生み出される想像上での姿かたちなのだ。我々が日常を「こうである」と信じているその姿がそこに投影されている。実物の隣に置いたときに、はじめて我々はそれが社会によって植え付けられた思い込みに過ぎないことを認識できるだろう。角の高いモノづくりの技術と柔軟な発想力と遊び心が合わさることでその作品は、ユニークになり実に多様な展開を見せている。
INTERVIEW
【今週のPICK UP アーティスト】角文平 × 森山未來