伊藤潤一
プロフィール
インタビュー
あなたにとって、美術 / 制作することとは何でしょうか。
生きた証を残すこと。千年先について想いを馳せること。
いつから美術に興味を持たれたのでしょうか。
「美術に興味を持った」という感覚はありませんが、大工だった祖父の影響でものづくりは好きだった記憶があります。
アートに限らず影響を受けたクリエイターはいますか。
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転機となった作品があれば教えてください。
有松で書いた夢の2枚。この時、自らの行いを「ご神事」だと悟りました。以後、「千年先に作品を残すため」奉納活動も行なっています。
今後、作家としてどのような活動の展開を考えていらっしゃいますか。
今後の展望や今挑戦されていることなどありましたら、お聞かせください。
現在、作品のほとんどを目に見えない存在のためだけに制作し、 多くの時を経て繋がってきた想いと、人々の「祈り」のエネルギーが今の伊藤の作品になっています。
「歴史と命が交差する」 そこを墨がつなぎ、新たな命を生み出します。
そして、もし仮に作品に千年先まで残るポテンシャルがあったとしても、千年先の世界が、平和で、愛のある世界でなければ、そこに作品が存在する意義がなくなる。
そう思うと、千年先を想い、千年先の世界の平和を祈ることがこれから先の活動の軸になるような気がしています。