プロフィール
オランダ、イギリスへの留学および世界 30ヵ国を旅するなかで出会った「理想の美しい世界」を再構成して描く。小さい頃からまじめな性格で、周囲の期待や評価に応えようと努力する反面、帰宅後はその現実から逃げるように創作に打ち込む日々を送る。やがて、厳しい現実に直面した際、本来の自分が「美しく理想」だと感じるものを描き現実世界に具現化する無意識の行動が、新しい明日を迎える原動力になっていると気づく。
自身がアートに救われ癒されてきた経験を信じ、2020年、出産とコロナ禍を機に作品を初公表。以来、ホテル、オフィス、個人邸宅等に450作品を納品する。「理想を叶えるアート」をコンセプトに、鑑賞者個人の感性に永く寄り添う作品づくりを目指す。
現在は0歳、2歳児の育児に奮闘中。
2017年 早稲田大学国際教養学部卒
展示(抜粋)
作品収蔵
・CUCINA東京ショールーム
・積水ハウス
・住友不動産
・阪急阪神不動産「ジオ」
作品提供
・雑誌「FUDGE」 2021年8月号
・日テレ ドラマ「ムチャブリ!私が社長になるなんて」
・Netflix ドラマ「First Love 初恋」
商品デザイン
・会議ボックス ”OneBo”
インタビュー
あなたにとって、美術 / 制作することとは何でしょうか。
自分の感性と100%向き合うこと。日々を過ごすなかで、普段は忘れがちだったり、言葉の枠に収まりきらない、心の奥底にある「美学」や「感性」を表出させ、自分でも今まで知らなかった自分に出逢い続ける旅が、私にとってのアートを創り続ける活動です。
いつから美術に興味を持たれたのでしょうか。
明確に記憶していませんが、小学校3年生時の作文に「将来の夢はレオナルドダヴィンチみたいな画家になることです」と書いていたのを見つけたので、それ以前から興味は持っていたようです。
アートに限らず影響を受けたクリエイターはいますか。
家具・インテリアのデザイナーさんや、日本庭園の作庭家など、「匠」と呼ばれる技術を持つ人々には尊敬の念を抱き、影響を受けています。
転機となった作品があれば教えてください。
Akseli Gallen-Kallela作、"Lake Keitele"です。ロンドン大学留学時にThe National Galleryに大学の帰り道に毎日通っていたのですが(本当に貴重な経験・・)、衝撃を受ける作品や、考えさせられる作品など多いなかで、唯一「自分の部屋に飾りたいぐらい好き」でずっと見ていたいと思える作品がこちらでした。素朴で飾らない普遍的な美しさを持つ作品で、心穏やかになる大好きな作品です。
今後、作家としてどのような活動の展開を考えていらっしゃいますか。
今後の展望や今挑戦されていることなどありましたら、お聞かせください。
アートをより身近に感じていただき、ぜひ可能なら生活の中に取り入れてみて欲しいという想いで活動をしています。私自身が、幼少期から絵を描いていた理由が、アートは裏切らないから、自分の感性をまるっと受け入れてくれる存在だから、という理由です。自分の心の底から好きと思える作品が家にあれば、辛い時には寄り添ってくれて、朝には元気をもらえます。陽の光の当たり方、自分の心境で見え方も変化し、永く愉しめるパートナーとなる作品を生み出したいです。
挑戦したいことは、アート業界の枠を超えることです。
現在は、最初の取組として"The Mio Ohashi Experience"というアルバム名で、作品をイメージしたオリジナルの楽曲をリリース予定です。オランダの作曲家とコラボレーションして、春夏秋冬で4曲、まずは今年中にはアルバムリリースしますので、ぜひ聴いていただければ嬉しいです。