オレチョ本多Orecho Honda
福岡県出身 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科卒業
「自己を超越させる鍵」をコンセプトに“オレチョ(己を超える)”という言葉を掲げ、自己の成長へと繋がった思考や言葉、空想の断片を作品の題材にしている。
現在「見方次第で世界の色は変えられる」というテーマに向き合い “輝き”を表現の軸に据え、ホログラム素材を用いた絵画を制作。
INTERVIEW
あなたにとって、美術 / 制作することとは何でしょうか。
僕にとって美術は知のフィールドを広く深くするものだと捉えています。
そして制作することは、自己成長のイメージをビジュアル化させ、自己実現の展開へと繋げていく、修行の様な遊びの様な感覚です。
いつから美術に興味を持たれたのでしょうか。
本格的に美術に興味を持ったのは30歳位の時です。
美大在学中はファッションデザイン専攻だったこともあり、近くて遠い存在に感じていました。
大学を卒業後、音楽活動、イラストやデザインの仕事を経て、様々な表現の根底にある美しさに意識を向けるようになり、美術という世界に辿り着きました。
アートに限らず影響を受けたクリエイターはいますか。
奈良 美智(画家・彫刻家), ジェームズ・タレル(アーティスト), ビョルン・ダーレム(アーティスト), 手塚 治虫(漫画家), 岸本 斉史(漫画家), hide(ミュージシャン), ゼリ→(パンクロックバンド), UVERworld(バンド), MIYAVI(ミュージシャン)
転機となった作品があれば教えてください。
2021年に生まれた「ここからまたはじめよう!」という作品です。
コロナによって変化した世界、そして個人的にも親になり変化した生活を重ね、未来への期待感を表現しました。
コンセプト、そして伝えたいメッセージを抽象的な世界観の中に上手く表現出来た感覚があります。
この作品はFukuoka Wall Art Projectで入賞をいただき、福岡の都市部再開発で生まれる工事現場壁面を飾り、多くの方に観ていただくことが出来ました。
作品解説ページ
今後、作家としてどのような活動の展開を考えていらっしゃいますか。
今後の展望や今挑戦されていることなどありましたら、お聞かせください。
今あるものに感謝し、その上で自己を超越し向上させていくこと、そしてそれを楽しむ素晴らしさを、作品及び活動の中で伝えていけたらと考えています。
今後も個展やSNS、アーティストフェア等で作品を皆様に発表しつつ、日本国外での発表にも目を向けて取り組んでいきます。