プロフィール
武蔵野美術大学大学院日本画コース修了。国内外の個展、グループ展多数。何気ない日常をドローイングし作品化することによって、ここに存在していたという事実を証明するような、日常の抽出を試みている。繰り返される日常の価値、意義を再考するきっかけを生み出していく。
経歴
個展
グループ・受賞歴
インタビュー
あなたにとって、美術 / 制作することとは何でしょうか。
生きがいです。ものをつくる思考や行為はとても好きですが、ただ自己完結した作品が制作できれば良い、という訳ではありません。他者に見せ、自分の表現したかったことを感じてもらったり、もしくは全く異なる視点での感想を頂いたりと、作品を通じて他者とコミュニケーションを行うことができる。こういったことを含めて表現だと思っています。
いつから美術に興味を持たれたのでしょうか。
物心ついた時から絵を描くことや工作は好きでした。
アートに限らず影響を受けたクリエイターはいますか。
ルネ・マグリット、フランシス・ベーコン、内田あぐり
転機となった作品があれば教えてください。
2017年に制作した「快活」という作品です。それまでは個人個人を描きながら群衆を描いているような印象だったのですが、この作品はそこから不要なものを削ぎ落とし、群衆の一部を描くことで人そのものと認識するまでに距離を置いた作品になっています。不思議と想定通りの作品となり、完成まで不要な手数は一切ありませんでした。
今後、作家としてどのような活動の展開を考えていらっしゃいますか。
今後の展望や今挑戦されていることなどありましたら、お聞かせください。
コロナ禍によりオンライン化が進む昨今、従来の展示方法だけでなく、オンライン上で今までとは異なる体験ができたらと思い実験を繰り返しています。制作動画の公開やNFTの制作など、積極的に挑戦したいと思っています。