部屋でまるくなる

家族が私に与えた影響は、生活という枠を越えて絵画に浸透してきた。
子育てが進む中、実際に描く時間よりも圧倒的に妻や娘と過ごす時が多くなっていく実感が、最終的にそれが私という人間を形成し身体性となりキャンバスに定着していく。
私の見ている目の前の景色のほとんどが家族とともにあるのであれば、画家本人というのはただの個というものから解き放たれ、
その広がりとともに身近な存在をキャンバスに巻き込んでいくのかもしれない。

制作年：2021年
素材：キャンバス,アクリル
サイズ：455×380mm
配送までの期間：３週間

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