スクロヴェーニ礼拝堂祭壇画「最後の審判」を引用した作品。
原作では最後の審判がくだされる時、礼拝堂を捧げ天国に行こうとしている施主が描かれているが、本作では本人の姿はなく、神の位置には少女（我々を投影した本来あるべき純粋な姿）が描かれ、捧げられた教会は家となっている。
家は我々が誰かに捧げるものではなく、営み、生まれ死にゆく場所を表現している。
背景は豪華なものではなく舞台幕が描かれており、作家自身の幼少期の記録写真から引用している。
自然に還す象徴としてチューリップを撒いているが、チューリップは作家にとってイノセント（純真無垢、無罪、純粋）の象徴である。
保育園や小学校によく咲き、子ども時代には親しみがあったが、大人になった今ではほとんど縁がなくなったため、子どもの姿と重ね合わせ意味を持たせている。

制作年：2024年
素材：Oil on canvas.
サイズ：91×72.7×3cm
配送までの期間：3-4週間
備考：biscuit gallery(渋谷)での受け渡しも可能です
作品画像クレジット（コピーライト）：Courtesy of the artist and biscuit gallery

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