一朶の吐息（潜り込むそこま で）

作品が生まれる感覚は冬の白い息に似ている。目に見えない、体内から熱を持った何かが外気に触れることで色を帯び、形となって現れる。綿を筆として用い色を重ね続けることで、空気の様に気配が漂う画面を作り出す。タイトルの「朶（だ）」は雲や山など、移ろう曖昧な一塊を数えるときに用いられる単位。

制作年：2020
素材：キャンバス、油彩、綿
サイズ：455×380mm
配送までの期間：１ヶ月程度

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